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最近では、顔料にある機能を付加した「機能性顔料」に対するニーズが高まってきています。私が取り組んできたFRP(繊維強化プラスチック)用の着色塗料もそのひとつです。FRPは住宅設備や小型船舶などに使われる材質であり、例えばバスタブ用なら煮沸性や耐熱水性、クルーザー用なら耐候性などの効果が期待されます。
商品全般に言えることですが、ある性質を強めようとすると、別の性質を悪くしてしまうことが多々あります。それを解決するためには、化学物質・化学反応の知識、微粒子化技術、分散技術、分析、粘度(レオロジー)、電気特性、色の測定など、クリアしていかなければならない技術的な要素が山ほどあります。
以前、抗菌性の透明塗料が塗工時に白く濁るというクレームがあり、再現実験でも原因がよくわからないことがありました。しかし、化学分析してみると気泡ではなく樹脂が変質していることがわかり、説得力のある説明をすることができました。決してくじけないトライ&エラーの職人的な感覚と、化学的な分析の手法をバランスよく組み合わせていくことが大切ですね。 |
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御国色素の技術研究の特徴は、微粒子化技術・分散技術にあり、それに対するニーズには、他社より敏感にキャッチしています。ユーザーが抱えているテーマがあれば、何でもチャレンジしてみようという社風があり、顧客の製品開発の初期段階から深く関わっていきます。製品開発は、お客様・営業・技術研究・製造との共同開発になります。一人で黙々と仕事をするというよりは、社内外のコミュニケーションが仕事の中心になります。外部からの刺激を受け、いろんな人とふれあいながら仕事をします。こうしたやりとりの中で新入社員も鍛えられ、一年後には、技術研究の最前線に立って頑張っています。
対象とする業界が非常に広いので、それぞれの技術を幅広く勉強していかなければなりませんが、そこで得られる新しいノウハウは御国色素の財産になります。ベースとなる技術を知識としてきちんと残していくのも私たち技術研究職の仕事です。
ハイテク産業を中心に、要求される品質レベルは際限なく高くなっています。技術者には、多くの知識を吸収し、たくさんの実験量をこなすバイタリティーもますます必要になっていくでしょう。 |
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共同開発という仕事の性質上、ユーザーとのやりとりが多くなってきます。ですから、技術研究者も殻にこもらずにどんどん外へ出て、営業的なセンスを磨いています。そのためでしょうか、社交的なタイプが多く、おもしろい人間がうじゃうじゃいる明るい技術研究所です。
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